自然布研究家 小野 健太

 1984年、東京生まれ。自然布に関する展示・講演・執筆などを行う宵衣堂(しょういどう)を主催。

 

 幼少より和の文化に強い憧れを懐き、剣道・茶道・能楽・友禅染・武術・香道など、多岐にわたる和のお稽古事に親しみながら育つ。茶道・能楽をきっかけとして着物にも親しみ、その後は古い着物や時代資料・自然布のコレクションを幅広く収集するように。皮膚感覚を手がかりに日常着としての着物を着用し、かつての当たり前にあった日本人の暮らしを再発見しながら日々を送っている。

 

 また古い資料・着物を仕立て変え、実際に着る事をライフワークの一つとしている。制約はあるものの既に絶えてしまったものや現代では入手が難しい布でも、手を入れることで実際に身にまとう事が出来る、それは過去のものを現代に生かすことになり、自然布や着物を未来へと伝える一助としたい。

 現代の自然布産地・工房が加盟する全国古代織連絡会の運営にも関わり、自然布の展示会・ツアーを企画、これからのものづくりや生き方についての提言も行っている。


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