九州の長崎沖にある「対馬」、この島で昭和30年頃まで作られていた
大麻着物は対馬麻と呼ばれ、経糸に藍染めの綿糸を使い、細縞や格子を立てる特長的な織物です
大麻は島内で作られていたと言われ、貴重な木綿は浅葱や濃紺の色糸に使われています。
通常より本資料は木綿が多く使われ、非常に柔らかな印象。
当時は高価であった木綿糸を多用できるのは裕福な家庭に限られ、
木綿が多ければ多いほど珍重されたといいます。
着用はされているにも関わらず、目立った傷みもなく大切に使われてきた事が伺えます。
大麻と木綿という、異素材の組み合わせが美しい自然布です。
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