【 歌舞伎の小道具に大量の精麻が! 】

昨日のNHK「古典芸能への招待」を見ていての気付き

 

歌舞伎の演目『再茲歌舞伎花轢』

(またここにかぶきのはなだし・通称「お祭り」)

梅玉さん演じる鳶の頭が持っている竿燈?に

大量の精麻が括り付けられていますね

 

神道では祓串や切幣などにはよく使われていますが

歌舞伎でも使われていることは初めて知りました

 

 

本演目は山王祭(日枝神社大祭)を画題とし

鳶職は山車を警護する役職であったそうなので

先棒として場を祓い清める意味が込められているのでは?とも思います

 

かつては当たり前にあった麻の文化が、

こうして芸能の分野に残っていたことを嬉しく思いました。

衣服や染織品だけではなく、こういったものも丁寧に再発見していきたいです