【 歌舞伎衣装に精麻の利用 】

昨日放映のNHK『にっぽんの芸能』をご覧になった方も多いことでしょう。

そのうち「舞踊 三社祭」の衣装(腰蓑)に精麻が使われていましたね

 

本演目は浅草の三社祭を舞台化したもので、兄弟の漁師に

上空の黒雲から善玉・悪玉が現れて二人に宿り、

それぞれを象徴する謡や踊りを披露する、という軽妙な演目です

 

6/29の記事にきましたが

『再茲歌舞伎花轢』(またここにかぶきのはなだし)内でも

梅雀さん演じる鳶の頭が持つ竿燈(もしくは纏)に

大量の精麻が括り付けられていました

 

予想していた以上に、歌舞伎や芸能での精麻利用がある

(もしくはあった)のでは?という印象です

 

 

きっと昔は特別なものではなくて、普通に使っていた名残なのでしょうね

一度文化として無くしてしまうと、それを想像することは困難を極めます

再発見して大切にしていきたいものですね