【「布 うつくしき日本の手仕事」展、公式図録発売中です 】

横浜市歴史博物館

「布 うつくしき日本の手仕事」展の図録が手元に届きました

 

図録では約70点の資料の他に、9名のコラムが掲載されており

農村文化研究所、国立歴史民俗博物館、神奈川大学、福島県立博物館、

太布製造技術保存会など、多様な方々の寄稿されていますが

そのトリを宵衣堂が務めさせて頂いています

 

 

テーマは「自然布の特性と衣服の機能性」

 

従来は郷愁やノスタルジーをもった手仕事の布として

語られがちでしたが、作り手にとっては家族のための布づくりであり、

素材の特性や用途に合わせた布、衣服の使い分けが

行われていたのではないか、という論考です

 

これまで自然布関連の寄稿や出版に関わってまいりましたが、

公立施設の出版物に自身の文章を掲載する機会を

頂いたのは非常に幸運なことだと思っています。

 

多くの方に自然布の存在を知って頂き、

自身への問いかけとして考えるきっかけになりましたら

冥利に尽きるというものです。