【「布 」展・資料解説 テタラペ 】

伝統的なアイヌの衣服として、オヒョウなどの

樹皮から作られる「アットゥシ」が有名ですが、

他にも多用な衣服が作られてきました

 

その一つに「テタラペ」があり、イラクサなどの

草皮を剥いで繊維を取り出し、衣服が作られています

 

 

テタラペはアイヌ語で「白いもの」を指すもので

材料のイラクサを晒し、純白の布に仕上げたと言われています

 

大地を思わせる「アットゥシ」の茶褐色に対して

純白の「テタラペ」もまた美しい織物です

 

そうして織り上げた布を衣服に仕立て、

衿・裾・袖口を中心に綿布の切伏せ(アップリケ)を施し、

その上にる刺繍を施した、非常に美しい衣服となっています

素材による質感だけではなく、手仕事による「アイヌ文様」

の美しさもご覧いただけたら幸いです

 

 

前期・後期ともに展示

青森市教育委員会所蔵

 

●横浜市歴史博物館 「布 うつくしき日本の手仕事」展

7/17(土)〜9/20(月祝) 月休

横浜市都筑区 横浜市営地下鉄「センター北駅」徒歩5分

https://www.rekihaku.city.yokohama.jp/.../nuno_teshigoto/