「宵衣堂 染織史講座」 開講への想い

 

私と「染織α」との出会いは一昨年に遡ります

 

師匠筋からまとまった数の寄贈を受けたことを契機に

じっくりと読み込んでみたところ、染織に関する貴重な情報が

掲載されていることに驚き、まずは手控えとして記事のリストアップを始めました。

 

しかし、その数がすぐに膨大となったため埒が明かず、目録や索引の類が

同然あるだろうと思い調べたところ、そうしたものが一切ないことに驚き、

現状では「季刊 染織と生活」「月刊 染織α」「染織情報α」の

三誌を網羅して記事を引くことが出来ない事に衝撃を受けました

 

 

そこから一年半もの時間をかけて編纂作業を進め、

昨年末に『季刊 染織と生活・月刊 染織α・染織情報α 主要記事目録』を

出版したのですが、そこでのモチベーションとなったのは

 

「雑誌を所有することと、記事を活用できる事とは、全く別」

 

であると気付かされたためです。如何に貴重な情報であっても、

その存在を知り得なかったりそれを探す手立てがなければ、

存在しないことと同じになってしまいます

 

膨大かつ未整理の記事群と、それを必要とする読者とを

橋渡しすることを目的に「主要記事目録」は編纂されました

 

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そして目録出版後には、染織と生活社・佐藤編集長

出版のきっかけを作ってくださった、大井川葛布・村井龍彦氏との

オンライン対談を企画。また目録の活用法について四本の動画を

公開してきましたが、それでも「染織α」の価値をしっかり伝えきれていない、

との思いをずっと感じてきました

 

そこで今回は【 宵衣堂 染織史講座 :「染織α」という情報の宝庫 】と銘を打ち、

この雑誌がどの様な価値を有するのか、多面的な視点で語り尽くす内容となっています

 

多くの方にご参加を頂き、そのことを実感して頂けたら幸いです

皆さまのご参加をお待ちしております