【 宵衣堂 染織史講座:民芸と”民芸ブーム” 】 

「染織α 主要記事目録」の編纂のなか、様々な気付きがありました

 

特に自分にとって大きな発見だったのは、雑誌記事は

時代ごとの人々の意識を如実に反映したものであり、

「染織と環境問題」は密接な関係にあると気づきましたが

 

それと同時に、「民芸」が染織を含む

工芸分野へ及ぼした影響の大きさを実感したのです

 

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柳宗悦が広めた「民芸」という思想は、非常に多面的な活動のため

その全景を把握するのは困難ですが、丹念に見ていくと

「染織α」の掲載記事にも、その片鱗を伺うことが出来ます

 

また1960年代からの「民芸ブーム」によって

一般の人々にまで工芸や染織品への関心が広がっていき

それが現在の私達にも繋がっていることが見えてきました

 

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今回の講義のテーマ「染織と環境問題」からは

やや離れた内容となりますが、現在の染織を捉える上で

非常に重要なものと捉えご紹介していきます

 

全く関係ないように見えて、実はどこかで通底している。

過去の事例を丹念に整理していくことは、

現在の立ち位置の把握をすることに繋がるのではないでしょうか?

 

本講座が作り手の皆さまへの一助となることを願ってやみません

 

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