初回の染織史講座となる今回は、「染織と環境問題 (前編)」をテーマに
その変遷をたどっていく内容となっていますが、一見して
この2つに関連性を見出すのは難しいかもしれません
しかし「染色」の各段階において水が不可欠であるように、
染色分野と環境汚染(特に排水問題)は密接な関係性があり
それは現在でも変わっておりません
今回の講座では京都の染色業を一例に、
かつてどのような被害が起き、どのような対策がなされて行ったか、
60年代の公害問題とも絡めて解説、同時にそれが形を変えて
現代の発展途上国でも起きていることを紹介して参ります
歴史を知ることは単なる楽しみではなく、翻って現代を知る鏡ともなるものです
染織に関わる皆さまに、講義を通してこれからのモノづくりのヒントを
お伝えしていきたいと思っております
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