前回の「染織と環境問題」に続くテーマは、「衣服の主要素材の変化」
日頃意識しづらい、衣服の素材がどう変化していったのかを辿るものとなっています
葛・藤・シナなどの自然布を自給していた時代から
木綿の普及に伴って社会がどのように変わっていったのか、
また明治時代の紡績糸の普及から、手紡ぎ・手織りの文化が
消滅していく様子を解説して参りました
素材の変化と工業化は表裏一体であり、紡績糸の登場は近代へと
導く大きな嚆矢となるものだとお伝え出来たかと思います
「温故知新」という言葉が示すように、
今現在起きている様々な問題について、過去を知ることで
その有り様を捉える事が出来るのだと感じています
ひとに一番身近な「衣服の素材」から、今について考えてみませんか?
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