📎宵衣堂 染織史講座 盛況のうちに終了しました!📎
全8回の講義もはや四回目、「衣料の主要”素材”の変化 」と銘を打ち
私たちが身にまとっている、衣服の素材の変化をたどり
現代の社会にどのような影響を及ぼしてきたのか、詳しく解説を行いました
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今回は18世紀後半にイギリスで起こった「産業革命」にスポットをあて
木綿という素材のもとそれが発生し、工業化に至ったこと
日本も百年と経たずに工業化を果たしましたが、そこにも
絹・木綿という素材が非常な意味を持っており
先に工業化を果たした西欧諸国と同じ問題が噴出し、
その構図は現代でも変わっていないことをお伝えしました
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単なる歴史的な解説ではなくて、現代の手仕事の価値を考える上で
その対極にいちする「工業化とはなんだったのか?」ということを
きちんと把握しておかないと、その本質が見えないのではと考えています
作り手・使い手の皆様にとって、内なる気付きや新しい視座を
お渡しできるような講義にして参りたいと思っています
次回は「日本人の衣料の変化」をテーマに、洋装化や既製服の普及、
それに対応した着物の礼装化など、戦後の衣服の変遷について講義をして参ります
次回もどうぞご期待下さい
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