📎宵衣堂 染織史講座⑧ 「これからの時代のモノづくり」 📎
10/27㈮ 開講となります‼️
染織関連の大まかな変遷を把握し、現代の立ち居地を
確認することで、これからの時代のモノづくりについて考えよう!
というコンセプトの「宵衣堂 染織史講座」
これまでの講義では「染織と環境問題」 「衣料の主要素材の変化」 「衣・食・住の激変」
この3つのテーマから、明治から現代までの流れ、特に戦後日本人の生活が
どのように移り変わってきたのか、それぞれのテーマから読み解いて参りました
シリーズの最終回となる次回は、これまでの総まとめ
現代でも”手仕事の在り方”について様々な模索がされ続けていますが、
この課題は、工業製品の普及や産業革命を前提とした社会へのアンチテーゼとして
今に至るまで問われ続けてきました
一例を挙げるなら、19世紀後半のイギリスではアーツ・アンド・クラフツ運動が起こり
世紀末美術としてアール・ヌーヴォー、そして同時代の日本では民藝運動が起こりますが
それらは工業化した社会での、手仕事の在り方を模索するものでもありました
そして工芸分野にとどまらず、建築や室内装飾(インテリア)、ポスター・図案など
様々な分野にまたがり、近代工芸・ハンドクラフト・インダストリアルデザインにも
個人としての作り手「作家」に注目が集まることにも繋がっていきます
今回の講義では、そんな産業革命から現代へと続く”手仕事の模索の系譜”をたどりながら
これからの時代のモノづくりには何が必要で、どういった視点・発想が必要なのか
その方法論を探って参ります
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私たちは、なぜこんな世の中に生きているのでしょうか?
現代の様々な問題を考える上で、過去に遡って変遷を把握することが非常に重要です
そしてモノづくりの在り方や、手仕事の価値もそういった視点に立って理解することが
不可欠だと考えており、そのことをご自身のモノづくりに活かして欲しいと願ってやみません
どうぞ奮ってご参加下さい。
宵衣堂 小野 健太
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